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多汗症でお悩みの方へ ~保険適応の多汗症治療薬を導入しました~

 

こんにちは!看護師の河村です😊

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?

まだまだ肌寒い日が続いていますが、少しずつ半袖で過ごせる日も増えてきましたね🌞

それと同時に、ワキ汗が気になる季節にもなってきました😢

 

ワキ汗に対するこれまでの治療は、塩化アルミニウムの塗り薬やボトックス注射などがメインでした。

しかし効果を感じられなかったり、注射が苦手で治療を受けることができなかった方もいらっしゃったかと思います。

当院では先日、スタッフ数名が保険適応の多汗症治療薬「エクロックゲル 5%」の勉強会に参加してきました!

今回はみなさまのお悩みを少しでも解決するため、このエクロックゲルについてご紹介したいと思います💕

 

 

 

『エクロックゲル5%』

2020年11月に販売が開始された、日本初の保険適応の「原発性腋窩多汗症治療剤」です。

「原発性腋窩多汗症」とは、汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないにも関わらず、多量のワキ汗に悩まされる疾患です。

このエクロックゲルは、有効成分が皮膚から浸透して、エクリン汗腺(皮膚の中にある汗を作る器官のひとつ)の交換神経から発汗の指令を受け取る部分をブロックすることで、発汗を抑えることが期待できるとされています!

そこで疑問に思うのは、「どんな状態であればこの疾患に当てはまるの?」ですよね🤔

原発性腋窩多汗症にはいくつかの診断基準と評価基準があり、これらをもとに診断の確定と治療法を選択していきます。

例えば、日常生活に支障をきたすほどの多量のワキ汗が6か月以上続いており、かつ

①発症が25歳以下であること

②左右対称の発汗がみられること

③睡眠中は発汗が止まっていること

④1週間に1回以上多汗の症状が出ること

⑤家族にも同じ疾患の方がいること

⑥ワキ汗によって日常生活に支障をきたすこと

上記6つの項目のうち、2つ以上当てはまる場合を「原発性腋窩多汗症」と診断しています。

 

《使用方法》1日1回、適量を腋窩に塗布する。

《使用上の注意》ワキ以外の部分には使用できません。

緑内障や前立腺肥大症の方、ワキに傷や湿疹・皮膚炎などがある方、妊娠中や授乳中の方は、あらかじめ医師にお伝えください。

 

エクロックゲルは上記診断を受けた方にのみ処方されます。

多汗症でお悩みの方は是非一度、当院へご相談ください😊

 

詳しく知りたい方は、『ワキ汗治療ナビ』をご覧ください✨